皆さん、こんにちは。
ノウカノムスメ広報担当のヨネダです。
前回、開発担当の片山についてお話ししました。今日は、片山が毎日重ねてきた試作、そして最終的にノウカノムスメの味を決定づけた地元食材との出会いについて紹介します。
「軽さ」と「日持ち」、相反する条件
ノウカノムスメは、様々な世代をつなぐお菓子を目指しています。そのためには、常温で持ち歩きやすいことが欠かせない条件でした。

ところが、お米という原料の特性上、軽く繊細な生地に焼き上がる一方で、湿気を吸いやすく、割れやすいという弱点があります。常温で日持ちさせるお土産として見たとき、これはなかなか手強い課題でした。狩野シェフから受け継いだレシピを、より地域の人々に愛されるお菓子にするため、毎日のように焼き方や配合を調整。最終的には、繊細な食感を残しながら、お土産・ギフトとして持ち歩きやすい生地に仕上げることができました。
100通り近い試作を繰り返した
生地と同じくらい、いえそれ以上に時間をかけたのが、中に挟むクリームでした。お米で作る菓子には、どこか懐かしい風味があります。でも、一般的な洋菓子のクリームをそのまま合わせても、しっくりこないことがほとんどでした。

組み合わせと配合だけで、気づけば100通り近い試作を重ねていました。1年近い開発期間の中で、ふと立ち返ったのは、身近にあった地元の食材でした。最終的にすべてをまとめてくれたのが、地元・宮津市産の「世屋みそ」でした。

「隠し味」としての、控えめな存在感
相性の良いふわふわのきな粉クリームと、この世屋みそのクリームを2層にして重ねています。みそのクリームといっても、癖のある味ではありません。言われなければ気づかないほど繊細ですが、そのコクと塩味が全体を引き締め、お米のビスキュイ生地との相性を高めてくれました。

こうして、溶けるような繊細で軽い食感のお米ビスキュイに、ふわふわのきな粉と、隠し味の世屋みそクリームを挟んだ「甘じょっぱいビスキュイサンド」が完成しました。和菓子のような懐かしい風味と、洋菓子のような口どけを、両方感じられる味わいです。
契約農家さんが育てたお米、シェフが考案した生地、片山が重ねた試作、そして地元の味噌。かるサクっ、ふわり。甘じょっぱい。この一言に、たくさんの人の手間と、1年分の試行錯誤が詰まっています。

皆さんにも、この味の裏側を知っていただけたら嬉しいです。
ノウカノムスメは2026年9月18日、京都府宮津市の実店舗(ファームベイク京都)・宮津道の駅「まごころ市」・近隣のホテル・旅館にて発売しました。
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